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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2012年05月12日

森多早生

皆様こんにちは。


事務局2のサトウです。本日は販売係らしい話題を書かせていただきます。


JAあまるめでは5月26日に純米酒の発表会を行います。


当JAでは「はえぬき」100%使用の純米酒「米心 こめごころ」を平成21年から販


売しています。





この純米酒はJAあまるめのすべての稲作生産者が加入する組織


「ブランド米振興会」が、自然に優しい農業に積極的に取り組む団体・個人を表彰


する「全日本環境保全型農業推進コンクール」で大賞(農林水産大臣賞)を受賞


した事がきっかけです。





地元の酒造会社やまと桜さんより醸造していただきました。


米心の名前の由来は農家の心情を込める。「まいしん」する。という事です。


当JAのAコープあまるめで販売しております。皆様ぜひお買い求めください。


少し商売気を出してしまいました。だって販売係ですから。


でも平成21年に販売した純米酒なのに、今になって発表会は遅いのでは?


と皆様疑問に思われるのではないでしょうか。実は新しい純米酒を製造しました。


そのお酒の発表も兼ねておこないます。新酒の名前は「白凛 はくりん」です。


このお酒の米は「森多早生」という品種で、生まれは庄内町廿六木です。


育成した方は森屋多郎左エ門。(幼少名は正助)


明治維新以来、以前の庄内藩の農政の影響もあって、山形県庄内地方は他地域


では類を見ないほど民間での米に対する探究心は旺盛との事でした。冷害等によ


りほとんど稔らぬ稲田に1本でも稔った穂があればそれを抜き取り、翌年の種子と


し、それを固定して増やしていく。そのような想像するだけでも大変な作業を庄内の


方は続けていきました。このような試行錯誤を重ね、明治から昭和にかけ稲の新品


種を次々作り出していったそうです。庄内における民間の研究科は60人余りで実に


160を超える品種を生みました。有名な方は「亀の尾」を育成した阿部亀冶さん。


そして、「森多早生」の森屋多郎左エ門さんだと思います。


(もっといらっしゃると思いまが、勉強不足な私の考えです)


話しを森多早生に絞ります。系譜図を確認してください。





系譜図が示すように現在の主流品種であるコシヒカリ、ひとめぼれ、ササニシキ


はえぬき、そして忘れてはいけないつや姫にも優れた品種特性が引き継がれています。


森多早生からすれば、コシヒカリは孫、ササニシキは曾孫ですね。


森多早生がこの世に誕生しなかったら現在の美味しいお米はなかったといったら


言いすぎでしょうか。


しかも、この森屋さん。当JAの代表理事組合長の祖父になります。


しかし、この「森多早生」。庄内地方で最盛期(大正10年頃)には1,155ha栽培


されましたがその後は交配母体として名を残すのみとなっておりました。


このままではいけないと組合員であるTさんに栽培をお願いし、今回の純米酒


作成になりました。このTさんはJA職員にとって米の師匠といっても過言では


なく「お前には米の声が聞こえないのか。」などの名言を多く残していらっしゃる方


です。(紹介はまた今度じっくりとします)


この純米酒「白凛 はくりん」の命名は当JAの組合長です。名前の由来は稲穂が


白い色を帯び、圃場一面に凛と輝く姿よりとの事。







横の圃場と比べていただければ白さがわかると思います。


この森多早生を使った純米酒「白凛」。こちらも地元の酒造会社鯉川さんより醸造


していただきました。5月26日に発表会を行いまして、Aコープあまるめにて販売


予定となっております。ぜひお買い求めくださいませ。


この白凛ですが、実は私もまだ飲んでおりません。生酒のサンプルは届いており


ますので、14日に試飲の予定でいます。


実は14日に新聞の取材が予定されておりまして、そこで写真を撮るものですか


ら空きビンではまずいでしょという事で写真を撮ったら飲む予定になっています。


この発表会については何回か書かせていただくと思いますので、皆様楽しみに


していてください。では第一弾はここまでという事にします。それでは。










  

Posted by 農強青年部 at 14:39Comments(1)事務局