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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2012年09月28日

国際交流

こんばんは。くどうです。


昨日はJICA青年研修受入事業で庄内町に来ている、ベトナムの農業関係者14人の方々と農協青年部との意見交換交流会がありました。


あまるめ農協青年部からは私とりゅうさん、ゆっきーさん、Toshikiさんの4名、庄内たがわ農協さんからは3名が参加しました。




2班に分かれ意見交換しました。



通訳を交えての会話は初めての経験で最初は話すタイミングがつかめず、終わるころやっと慣れてきましたicon10



ベトナムの抱える問題や日本との違いなど色々勉強になりました。









今回の意見交換会で出された内容です。




○ベトナムは人口約8000万人のうち70%が農業に従事しており、米の輸出量2位の国。


○庄内町の1戸当たりの平均耕作面積が約4haに対しベトナムはその10~20分の1の20~40a。


○農地は全て国の土地で、国から農地を借りて農業している。


○稲作は3期作(1年で米を3回収穫する)多いところは4期作している。


○一作の収量は約500kg/10a。3期作だと×3で1500kg/10a。輸出世界2位も納得!ちなみに日本の平均収量は530kg/10a。


○有機堆肥は使わず化学肥料のみ。そのため土が痩せて困っている。


○輸出向けの米は農薬検査があるので基準を守るが、国内流通の米は検査が無いので農薬をバンバン(?)使うので安全とは言えない。国内からも安全を求める声が出ている。


○野菜を作る農家もいるが、ほとんどが米農家。しかし、米だけでは生活が苦しい。


○日本でも稲作だけでは生活が苦しいので米作りの他に野菜などの園芸特産物に取り組んだり、会社勤めやアルバイト等で農外収入を得て生計を立てているが、ベトナムでは農業以外の働き先は中々無く、土地柄が湿地であるので稲作以外は難しい。


○米の余っている日本は生産調整として減反を行っているが、ベトナムは逆でもっと生産量を増やし米を輸出したいので、米づくりを推進している。


○日本の様な機械化は進んでいない。


○農業協同組合のような組織は無く米は個人業者の仲買人が農家に米を買い付けに来るのが主流。その買い付け価格により米値段が高騰したり暴落したり安定しない。






等々、ベトナムでの問題を聞いて、日本の農業は技術も機械化も全ての面で進んでいて、日本で農業が出来ることはとても幸せなことに気づかされました。



日本では農業者の高齢化が進む中、後継者不足の為農業人口は減る一方です。



これからの農業をどうやって取り組むか。それが我々青年部の大きな課題です!!









最後にみんなで記念撮影して終了しましたcamera



ベトナムのみなさん色々なお話を聞かせていただきありがとうございました!
  

Posted by 農強青年部 at 23:24Comments(2)くどう